平成20年度
三条商工会議所青年部
熾盛のお祭り
委員長
相田 聡
<委員長のコメント>
『100年後の「三条熾盛祭」チャーターメンバー募集中』
従来行政が中心となって運営してきた産業祭イベントを見直し、新たな三条市を発信できる「まつり」づくりに昨年から青年部が関与しています。今年度は一段踏み込み「まつり」のコンセプトと組織作りのお手伝いを委員会事業として行う予定です。外の組織の「三条市産業祭イベント実行委員会」と青年部の情報伝達を速やかにし、多くのメンバーから新たな「まつり」を理解していただければ幸いです。
<副委員長>
小林 正樹 山本 和臣 |
<事業計画>
- 「三条市産業祭イベント」参加事業
- 有名市民参加型祭りの先進地域視察事業
- 委員会内セミナー事業
2009年3月9日
福井県勝山左義長まつり視察報告
バスで目指すは福井・勝山 |
沢区の櫓(右は櫓の櫓を収納する櫓会館) |
色とりどりの短冊が祭りににぎわいを添える |
ふれ太鼓(一番太鼓)は沢町でした |
赤い長襦袢で女装した男衆が左義長ばやしを演奏して“浮かれ”ます |
上長淵区の櫓 |
中後区の櫓 |
櫓の下に掛けられた大行燈 |
絵行燈 |
松の木と青竹で組まれた御神体 |
町内ごとに競って作られる「作りもの」 |
干支にちなんだものが作られる |
勝山青年会議所の林昭さん |
「手打ちそば 八助」でちょっぴり腹拵え |
地元造り酒屋「一本義久保本店」。酒蔵まつりが開催されていました |
所々に古民家が残る街並みでした |
熾盛のお祭り委員会では、市民参加型のお祭りとして300年以上の歴史をもつ福井県勝山市の「勝山左義長まつり」への視察旅行を行いました。
左義長まつりは、竹や松の木を組んでわらを飾り付けて燃やすことで無病息災・商売繁盛・五穀豊穣を祈願するお祭りで、全国各地で“さいの神”や“どんど焼き”などと呼ばれている小正月の火祭りです。
この勝山の左義長まつりは、町内ごとにつくられる櫓の上で、赤い長襦袢で女装した男衆や法被姿の子どもたちが三味線・笛のお囃子に合わせておどけるように太鼓を叩く様や、赤・青・白・黄・緑のカラフルな短冊で町中を装飾したりするため全国でも珍しく、奇祭と言われています。
2月21日、朝7時に集合・出発した参加メンバーはバスに揺られ一路福井へ。
お昼過ぎの1時からまつりの始まりを告げるふれ太鼓(一番太鼓)が沢区の櫓で披露され、各櫓から「蝶よ花よ 花よのねんね〜」の左義長ばやしが始まりました。
櫓は、総檜の入母屋造り。2階舞台で左義長太鼓が披露されます。櫓の周囲や辻々には、住民がつくった絵行燈が飾られ、行燈には世相を風刺する川柳と絵が描かれていて、見入ってしまいました。町内ごとにつくられる「作りもの」は干支にちなんだものが生活雑貨品を用いてつくられていて、シャレの利いたユニークものが多く楽しめました。
青竹や松で組まれた御神体は、歳徳大明神のお札とお賽銭箱が添えられ各町内の辻に置かれます。この御神体は次の日の夜に河原に運ばれ火を点けられます。どんど焼きにより祭りがフィナーレを迎えますが、今回の視察では日程上残念ながら見ることができませんでした。
300年の歴史を誇り、地域住民総出の勝山左義長まつりを参考に市民参加の祭りのあり方を考え、この視察を青年部の祭りへの関わり方を見直す一助にしていきます。
2008年12月3日
越後三条鍛冶まつり 報告【動画】のお知らせ
「越後三条鍛冶まつり'08」(再生時間:9分10秒) |
「越後三条鍛冶まつり'08 巨大のみづくり」(再生時間:6分15秒) |
9月28日に開かれました「越後三条鍛冶まつり'08」(2008三条市産業イベント実行委員会主催)の様子を動画にまとめました。
再生ボタンをクリックすると、動画が始まります。
2008年10月10日
越後三条鍛冶まつり'08
國定三条市長の挨拶 相田三条市産業イベント実行委員長 火熾しの儀式 青年部ブース1 巨大鑿づくり実演1 巨大鑿づくり実演3 |
三条市議会議長 阿部氏 三条神楽「宝剣作の舞」 会場の様子 青年部ブース2 巨大鑿づくり実演2 巨大鑿づくり実演4 |
その他の画像はコチラ
9月28日、三条鍛冶道場および周辺地域において、2008三条市産業イベント実行委員会主催による「越後三条鍛冶まつり'08」が開催されました。青年部ではイベント実行委員長でもある熾盛のお祭り委員会の相田委員長をはじめとした会員が当まつりに参加いたしました。
オープニングイベントでは、三条神楽「宝剣作の舞」が披露され、鋼と鋼を叩いてその発する熱で火床に火を点す「火熾しの儀式」がとり行われました。
火熾しの儀式で火入れを行った火床を利用し、長さ1メートルを超える巨大な鑿(のみ)づくりの実演が今回の目玉として披露されました。
会場には多くのブースが立ち並び、青年部もその一角にブースを出展、岡村会員の農場で採れたブドウの他、会員企業の商品のPRおよび即売を行いました。
巨大鑿づくりや刃物リメイク等の数々の企画を通じ、三条の伝統的な産業である「鍛冶」の技と今後の可能性を三条内外の方に伝えることが出来たすばらしいイベントでした。