2010年11月12日
下田商工会青年部との交流会
栄・下田商工会青年部との交流会を開催しました。 三条の荻根澤会長、栄の片桐部長、下田の桐生部長による挨拶の後、 それぞれ名刺交換を行い、交流会を開始しました。 交流会の中では各団体の紹介映像がスクリーンで放映され、 他団体の活動を理解することができました。 今後の活動の参考になり、また、やはりどの団体も事業を行っているときは、 楽しそうに活動していることが見て取れました。
2010年12月17日
上海視察事業を開催
【ジェトロ上海センターブリーフィング】(文章:川上拓也)
初日の8日(金)にジェトロ上海センターを訪問し、現地駐在員の経済情報部副部長 綿貫大祐氏より上海の現地経済状況についてブリーフィングを受けた。
中国上海市は2009年GRP(域内総生産)が15,046億元、1人当たりのGRPは中国平均の3倍以上を推移し、平均年収は全国平均22,272元に対して42,744元(2009年1〜3四半期)と中国の経済成長を牽引している。
上海には富裕層が多く、中国の中でも物価は高いが、質の良いものが集まっている。外国文化への許容度が高く、上海居住者約2,000万人のうち、約3分の1を外来人口が占め、うち日本人は約10万人、現地住民から「日本人村」と呼ばれる日本人が多く在住している地域もある。また、国内旅行者が多いため、上海の外来品が地方に広がり、中国の流行の発信源となっている。さらに、市民は新しいもの好きで好奇心旺盛であるため、上海は中国最大の消費市場と言える。ただし、世界各国の企業が進出してきているため市場競争は非常に激しく、韓国や台湾企業は現地に根付いて活動している。 日本は不況のまま経済が一定に保たれ変化しないため、その一定に慣れてしまっている日本企業は上海の成長スピードについていけず苦戦する。日本企業のボトムアップ方式で本社にいちいち相談等していると商機を逃す。 質がよければ認めてもらえると日本は思っているためPR不足になりがち、上海市民はメンツとブランドを重視するためPRは必須である。ある企業ではカレーを大学の学食で無料配布するといった泥臭い方法でPR、ブランド力をつけ自社カレーの販売を伸ばした。日本市場で売上の3%を広告費としているなら、中国市場では売上の5%を広告費につける必要がある。また、中国は所得格差、世代間ギャップが激しく、地域ごと世代ごとの特徴を把握することが肝要である。
1時間ほどでブリーフィングは終了し、最後にお礼としてお土産(凧サブレ)を綿貫氏にお渡しした。
【上海万博について】(文章:長谷川昇)
9日(土)に一日上海万博に行ってきたわけだが、とにかくバカ混みだった。会場内の入場者数掲示板には、午後1時の時点で400,000人と出ており、その後も場内は人が増えているように感じた。 入場者の99%は中国人で、それ以外の外国人はあまりおらず、日本人にいたっても、滞在中会場内で日本語を話している人に遭遇したのは1〜2回程度だった。 思わず中国人は暇なのか? と、言いたくなるほどだった。 それに、周りはほぼ中国人なので、中国人がどういう人間なのか嫌でもよくわかった(良いところも悪いところも)。例えば列に並んでいるとき、日本人に比べて中国人は前の人との距離が非常に近い。人数が多くてギュウギュウに並ぶので熱気がすごかった。
そもそも万博というものは、正式名称「万国博覧会」であり、主に国単位でアビールしたり、未来への提言を、劇や展示物や映像等で表現する場であるので、沢山のパビリオンを周り、外国の最新科学などを見たかったのだが、前述の通りのバカ混みで、私自身がしっかり見れたパビリオンは、結局イギリス館だけだった。 また、案内では1番人気が中国館ということだったが、予約チケットが無ければ入場できないらしく・・・どうなのか? 行列も無くすぐ見物できるという北朝鮮館もあったが、見物した人は、特に見るところも無く即見終わったとのこと。ちなみに キム○ο○イルの画像も無いとのこと。。。
『イギリス館』については、 外観:パビリオンの核心・「種の聖殿」の外には、60,000枚以上の繊細で透明なアクリルボールが挿されていた。 日中は、アクリルボールが光ファイバーのように、光線を伝導して、内部照明を提供し、現代館と震撼力を兼ね備えた空間を作っていた。 夜には、アクリルボールの光源が、建物全体を照らし輝かせるとのこと。(確認できず残念)
展示内容:「エコ都市」「アウトドア都市」「種の聖殿」と「活力溢れる」という四つの都市に分けられ、その他、外部に「開放式公園」となっていた。
「エコ都市」では、イギリスの4つの大都市・ベルファースト、ロンドン、カーディフ、ジンバラが、俯瞰できる。都市建築と街が取り除かれると、これらの地図で、4大都市の緑地地区と緑茂る都市景観が残る。
「アウトドア都市」では、イギリスの建築分野の奇想が感じられる。頂上には垂れ下がった縮小版のクラシックなイギリスの都市がある。歳月の洗礼を経た後、イギリスの建築分野のシンボルになったらしい。
「種の聖殿」は、イギリス館革新理念の核心部分で、イギリスが長期にわたって、未来を作る能力を誇張した表現だ。日光が60,000枚以上の透明なアクリルボールを通じて、種の聖殿の内部を照らし、数万枚の種を見せる。
「活力溢れる都市」では、八つの真実の植物の生命の物語と、八つの未来で実現可能な植物の物語を通じて、植物と自然が都市生活の未来を作ることを展示していた。
感想としては、生物と植物の関係を上手くアピールしていて面白いと感じた。 上海万博全体の感想としては、中国のパワーに改めて圧巻させられた。 が、万博自体にいたっては、まさに中国人のためのイベントとなっているという感想を持った。